先日こんなニュースがありました
この裁判は
九州ハワイアン協会が、契約が終了した後もクム・カプの振付を教え続けていたことに対し、クム側が著作権を訴えたもの、と記憶しています。
クムの振付は当然クムの物です
当たり前です
知的財産であり、他の何人たりとも真似できないハワイの至宝です
と、まだひよっこの私でさえ普通に思うのですが
この協会は
『(フラは)曲の歌詞をそのまま手の動きで表した手話のようなもので著作権はない』
と主張していたそうです
この方々
本当にフラに関わっている人たちなんでしょうか??
ビックリ…(・ω・´メ)
この件とは別のお話として
例えば、日本でワークショップを開いて曲を教えて
それを先生達が自分のお教室でシェアしていく
日本のフラ教室では当たり前にある光景だと思います
私も何人かのクムフラのWSに出たことがありますし
クム・〇〇の振付ですよ、と教えた曲もあります
その際は、習った時のままを忠実に踊るようにしています
今でも大好きで踊っている曲もあります
私のクムは
例えWSであっても、クムのスタイルで踊ることを要求します
どんな小さなハンドモーションひとつにも細かく指示を出します
そして
『私のスタイルで踊れないなら、この曲を踊らないで』と言います
フラの振付は、クムにとって命なのです
フラは、偉大なクプナ達から受け継いできた大切なハワイの文化
勝手に私たちがアレンジしたり
ましてや自分達のスタイルに変換して踊ってはいけないのです
人の考えは様々で受け取り方も様々
話を上手にまとめることは難しいのですが…
少なくとも何年かフラに関わってきたフラダンサーなら
クムフラ達の振付がどれだけ大切なものか分かるはず
今回のニュースを聞いて
振付に著作権を認めた日本の司法に拍手を送りたくなりました