先日、関西に住んでいる叔父が亡くなりました
もうおそらく10年以上会っていなくて
それ以前も滅多に会うことのない方で
正直『あぁ、そうなんだ』くらいの思いしかなく
自分でも驚いたのですが
記憶の中の叔父は優しい声で穏やかで…
突然!蘇った幼い頃の記憶
叔父さんがギターを弾いて
♪オ~まみまみ~
と静かに歌っています
親戚の中では私は『まみ』と呼ばれていて
叔父さんが私の名を呼ぶ歌を歌ってくれていたのでした
その部分しか覚えていないのだけど
あぁ、あの声で私を呼ぶ人がもういないのだと
ふいに切なくなる
今日の昼間、関西からかかっていることを示す着信があり
葬儀に向かった母からかな?と思い、出ると…
叔父さんの声でした
いえ、正しくは叔父さんの息子、つまり従弟の声で
香典へのお礼と挨拶をわざわざ電話でしてくれたのです
記憶の中の叔父さんの声とほぼ同じでした
記憶の中では小学生だった彼が
それはそれはしっかりとした社会人の口調でお話してくれて
懐かしいやら驚くやら
こうして受け継がれていくものたち
声、音、言葉、匂い
いつか忘れられていくのだろうけど
それもまた良し
Leo…ハワイ語で『声』